肥原慶甫

プロフィール

1971年兵庫県生まれ。 1997年よりいけばなの修業を始め、流の企画・運営に携わる傍ら数多くの花展出瓶、献花、国内外でのデモンストレーションを行う。 2014年4月、未生流十世家元継承、慶甫と称す。第1回・第2回新いけばな主義に引き続き出展。

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「エゴイズム」

エゴノキ　藤づる　銅箔　緑青　アクリル板

私はいつもいけばな素材と異素材を融合させて作品としてきています。今回は銅とそれに付着する緑青を異素材としています。
与えられた6.5mの天井高の空間とほぼ同寸のエゴノキを立ち上げそれに銅箔を貼った藤蔓を絡めて上に向かって立ち上るような姿にしました。周囲も銅箔を貼ったアクリル板で囲い、銅と植物の関わりを強めました。

撮影 伊奈英次

シースター（シダ）　塩化ビニール

植物素材と異素材を組み合わせる事によって新しい表現ができないか、と考えて作品制作にあたる事が多いのですが、今回は植物素材としてシースター（シダ）、異素材として塩化ビニールの風船を用いました。あまり形にこだわらず、それぞれの質感とそれらが含む空気やそれらにあたる光によってひとつの造形作品として表現しました。

撮影 伊奈英次

赤芽柳　アクリル板

撮影 伊奈英次